とある「高等学校 家庭科(家庭総合)学習指導案」にツッコんでみる
こんな高校の「学習指導案」がヒットした。高校で家庭科を履修する前の世代である、不肖私めがツッコんでみよう。
天然添加物の中には虫の色素を使用したコチニールという色素がある。
あべしも取り上げている、この種の添加物バッシングでは御馴染みのコチニール色素だが、「カイガラムシから作られている」ということと、「食の安全」とは別の問題やねぇ。
実際に販売される商品には複数の添加物が同時に使われることが多いにもかかわらず、複数の添加物を同時に摂取した場合の危険性についての検査は行われていない。
20年、30年後まで食べた場合のような長期間にわたる摂取についての検査はされていない。
複合影響(未だに『複合汚染』の呪縛が解けない不思議の国ニッポン!)とか、「長期間にわたる摂取」を問題にするなら、普通の食品でも起こりうる事だとか、何度言ったら分かるんだしかし。
参考文献が渡辺雄二(『買ってはいけない』の著者の一人)とか、情報源が偏ってるのなんの。
(付記)
このせんせに限ったことではないだろうが、「食品添加物とは不要なもの」「よくないもの」という思い込みが先にあって、それに当てはめようとするから、トンデモになってしまうのだろう。