郡司和夫は犯罪者か

前回のエントリで書いたBusiness Journalのトンデモ記事。それが載って程なくして、それを意識したか、産経新聞が伝えた。

【日本の議論】山崎製パン「添加物バッシング」の真相は? カビにくいのは「無菌製造だから」 臭素酸カリウムは残留ゼロ&現在使用せず

 山崎製パン中央研究所の山田雄司所長は「確かに以前は一部の製品に臭素酸カリウムを使っていた」とし、その理由を「パンには不向きの国産小麦をふっくらと焼き上げるため」と説明する。カビにくくするなど保存のためではない。そもそも臭素酸カリウムは保存性を高めるための添加物ではない。

 山田所長は「分析機器の精度が上がり、ごくわずかな臭素酸カリウムの残留まで調べられるようになった。安全を確認できる態勢が整ったからからこそ使用していた」と胸を張る。「臭素酸カリウムを使ったパンを食べたくない」と思う消費者のために、使った製品には自主的に「臭素酸カリウムを使用しております」と表示してきたが、現在は使用していない。

郡司が「山崎は臭素酸カリウムをやめろ」と書いたのはこの直前であり、ないものをなくせといっていることになる。

すでに使っていないにもかかららず、山崎は危険な発がん物質を使っている、なくせという行為は、「虚偽の風説」の「流布」であり、信用毀損・業務妨害罪にあたるのではないか。

(信用毀損及び業務妨害
第233条
虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

山崎製パンばかりバッシングするのは、『買ってはいけない』以来、絶対に訴えられないとたかをくくっているからだと思われるが、信用毀損は名誉毀損と違って非親告罪

そう言うと、「山崎が臭素酸カリウムをやめたのは知らなかった。『故意』はない」と言い逃れするかもしれない。

もしそうであれば、山崎製パン臭素酸カリウム問題を追ってきたと自称する「食品ジャーナリスト」は、いわば「同志」である渡辺雄二が「山崎に臭素酸カリウムをやめさせた!」と豪語していることも知らなかったということになる。いくらなんでもそれはないだろう。

記事を拡散したBusiness Jourunal=サイゾーと、その記事を配信したサイトも同罪。

メディアの方々がここを読んだなら、切に訴えたい。

郡司のようなトンデモ「ジャーナリスト」を使うのはどうかやめていただきたい。あなた方も訴えられるかも知れない。