妄想が止まらない郡司和夫
叩いても叩いても馬耳東風、本ブログの存在を知っているか知らないか。
おなじみBusiness Journal。
コンビニおにぎりと弁当は危険!原価5円?添加物まみれで健康被害の恐れ
グリシンは人工的に合成されたアミノ酸です。体内でつくられるアミノ酸のグリシンは脳に働きかけ睡眠を深くさせる作用があります。
しかし、人間の体内でつくられるアミノ酸のグリシンと、人工的につくられた添加物のグリシンとは別の物質と理解しておかないと、予想もしない健康被害に遭う恐れがあります。
なんという妄想。
これも高校化学。アミノ酸とはアミノ基(-NH2)とカルボキシル基(-COOH)を構造中に持つ有機化合物のことであり、重要なのはアミノ基とカルボキシル基がペプチド結合してタンパク質を構成することである。その中でグリシンとは、炭素原子にアミノ基とカルボキシル基が1個ずつついた、アミノ酸としては一番単純な構造。生体を構成するタンパク質の中ではコラーゲンに特に多く含まれ、3分の1がグリシン。
それゆえ、他のアミノ酸と違い光学異性体は存在しない。つまり、「グリシン」という物質は1種類しかない。天然だろうが人工だろうがグリシンはグリシン。
合成アミノ酸を大量に摂取する怖さは、「L-トリプトファン事件」が実証しています。これは1988年から89年にかけて、昭和電工が製造した合成アミノ酸のL-トリプトファンを添加した清涼飲料水を飲んだ人が、米国で38人も死亡した食品公害事件です。日本でも同様の清涼飲料水が発売される予定でしたが、米国での被害が表面化したため、急遽発売を中止し、難を逃れたのです。
この事件、「遺伝子組み換えによる不純物が原因」説が流布しているが(未だにその説を掲げているところもある。例えば名古屋生活クラブ)、実はトリプトファンそのものの過剰摂取がオチだったという話。
意外な結論であったトリプトファン事件の真相が示す健康食品の問題点:多幸之介が斬る食の問題|長村 洋一
その郡司、前から同じことを言っていて、論破されているのに。
“かんすい”の化学式構造が中国4000年前から使用されている天然物と同じだから安全性も同じなどというのは、きわめて非科学的なことなのだ。
「きわめて非科学的なことなのだ」、その言葉、あんたにそっくりお返しするよ。「シス型のトランス脂肪酸」の人。