無添加はよいものという思い込みこそが、悪徳商法を跋扈させる

筆者は悪徳商法ウォッチャーから食品添加物排斥批判者になった。普通の商品の食品添加物残留農薬などのリスクを過大に煽る連中は全部悪徳商法だと認識している。

実際、買ってはいけない』の著者の一人である三好基晴はアトピービジネスをやっていた(「アクアゲイン」という磁気活水器を売っていた「日本オムバス」に関与)。安部司は自著に会社の電話番号まで載せるわ、ここで取り上げたとおりアニューで講演していたり。

「信州志賀一」で検索してここに来られる方がいるようだが、同じような味噌訪販業者が業務停止命令を食らった。

特定商取引法に違反した訪問販売事業者に対する業務停止命令について

今回業務停止命令を受けたのは、「株式会社藤吉」。

 (1) 名  称:株式会社藤吉(ふじよし)
 (2) 代 表 者:代表取締役 有吉 正和(ありよし まさかず)
 (3) 所 在 地:福岡市早良区南庄一丁目6番17号
 (4) 資 本 金:100万円
 (5) 設  立:平成23年11月22日
 (6) 取引形態:訪問販売
 (7) 商 品 等:味噌、味噌漬け等加工食品及び醤油
 (8) 売 上 高:83,586,885円(決算報告書のとおり)
        (平成25年11月から平成26年10月までの間)
 (9) 従 業 員:9名(代表取締役を除く)平成27年7月14日付

引っかかったのはこれ。

添加物を含む味噌であるにもかかわらず、「無添加です。」と商品の品質について事実と異なることを告げたり、

そういう売り文句を謳うのは、まさに「無添加はよいもの」という思い込みに付け込むものである。

仮に本当に無添加であっても、それを謳うことは優良誤認を招くものだと筆者は考える。

これを発表した福岡県消費生活センターの担当者にも、「無添加はよいもの」という思い込みがありはしないか?